クリスチャンも完全に「理解」しているわけではありません。しかし、聖書全体で、神は「父なる神・子なる神・聖霊なる神」という三位でありながら唯一の存在であることが示されています。そこで神のご性質の一つとして三位一体を「信じて」います。
神は人間の理解をはるかに超えた方です。ある人は「人間の理性で納得するような形で存在しなければならない義務を神は負っていない」と表現しています。いずれにしても三位一体は、人にとっては神に関して「意味が解らない」最たる例と言えるでしょう。「過去・現在・未来」で成り立つ「時」や「時間・空間・物質」で成り立つ「世界」など、「三つの独立した面がありながら、一つであるこの世界」の事象を用いて説明を試みる人もいます。確かに参考にはなりますが完全な理解は不可能です。「聖書が語っているので受け入れ、信じている」というのが私たちの言える確実なことです。