ニュー・ホライズン・アカデミーの卒業生

2013年3月New Horizon Academy(NHA=ニュー・ホライズン・アカデミー)のあるカトマンズから日本にやってきた一人の少女は、サリタ・シュレスタさんでした。彼女が日本にやって来た目的はニュー・ホライズン・アカデミーを卒業後、近畿大学附属高校で2年間学び、近畿大学へ進学するためでした。その時ホストファミリーとなったのが東住吉集会に所属する元(はじめ)義豪 宅でした。
それから5年経った2018年9月同じニュー・ホライズン・アカデミーで同級生だったデサール・スガム氏と結婚されました。二人は現在東住吉集会に集いながら、日本の会社に勤務していますが、将来はニュー・ホライズン・アカデミーで学んだことをはじめ日本のホストファミリーで経験したこと、日本の大学や社会で学んだことなどを、帰国後ネパールで活かしていきたいと願っています。


ネパールの概要

世界最高峰 エベレスト(サガルマータ)
世界最高峰 エベレスト(サガルマータ)

ネパールは、南アジアの連邦共和制国家。東、西、南の三方をインドに、北方を中華人民共和国チベット自治区に接する西北から東南方向に細長い内陸国である。国土は世界最高地点エベレスト(サガルマータ)を含むヒマラヤ山脈および中央部丘陵地帯と、南部のタライ平原から成る。ヒマラヤ登山の玄関口としての役割を果たしている。面積は約14.7万k㎡。多民族・多言語国家であり、民族とカーストが複雑に関係し合っている。また、宗教もヒンドゥー教(元国教)、仏教、アニミズム等とその習合が混在する。

農業を主たる産業とし、ヒマラヤ観光などの観光業も盛んである。後発開発途上国であると分類されている。世界で唯一矩形(長方形)でない国旗を持つ国である。2008年に王制を廃止、2015年9月公布の憲法により、7州による連邦制国家となった。マオバディ(毛沢東主義者、マオイスト)は2001年、ネパールの全土に9自治区を設置する構想を発表、実効支配領域内において、2004年初頭までに、首都圏のカトマンズ盆地を領域とするネワール族のための「ネワ自治区」を除く8自治区の「人民政府」を発足させている。

New Horizon Academyとは

New Horizon Academy(NHA=ニュー・ホライズン・アカデミー)は、2001年に創設された私立学校です。カトマンズ渓谷の南西に面したマチュンガンにあります。マチュンガンは、貧困層の人がとても多い地域です。
現在、学校には3つの校舎が建てられ、幼稚園から10年生まで25クラスあり、全部で720名が在籍しています。教師32名、職員10名で42名がスタッフとして働いています。校舎を挟んで前方に小さな2つの運動場、後方に広くないですが遊び場があります。この場所で朝礼を行います。教室の他に図書室、コンピューター室、理科室、食堂などがあります。その他の設備としてインターネットや送迎バスがあります。