2、神(創造主)について
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次の文をよくお読みになって、一番下にある質問にお答えください。
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聖書の神とは創造の神のことです
聖書には、神(創造主)の存在を証明する箇所はなく、はじめから神の存在を事実としています。聖書の冒頭に「はじめに神が天と地を創造した。」と書かれている通りです。
聖書の神(創造主)とは
1) 全知 = 神(創造主)は人間の心よりもはるかに大きく、何もかもご存知の方です。
2) 全能 = 神(創造主)はどんなことでも出来る方です。神(創造主)に不可能なことはありません。
3) 不変 = 神(創造主)は変わることのない方です。
4) 完全 = 神(創造主)は完全無欠な方です。
5) 万物の主 = この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神(創造主)は天地万物の主権者です。
6) 聖 = 神(創造主)は全く罪のないお方であり、清く聖である方です。
7) 義 = 神(創造主)にはウソや偽りはなく完全に正しい方です。
8) 公平 = 神(創造主)は人を差別されることがありません。
9) 愛 = 神(創造主)は人間を愛してくださっている方です。
10) 唯一 = 聖書が語る神(創造主)はただひとりのお方です。
聖書の神と偶像の神は全く違います
八百万(やおよろず)の神ということばをご存知ですか。多くの人たちは、神は数えきれないほどあると思っています。日本には「イワシの頭も信心から」ということばがあります。一般に「イワシの頭のようなつまらないものでも信じれば尊いものに見えるという意味」とされています。もう一つは「信じる対象」が大切なのではなく、「信じる心」が大切だという意味です。その点で聖書は全く違います。どのように信じるかではなく、何を信じ、どなたを信じるかです。つまらないものを信じるのではなく、全知全能の唯一の神(創造主)を信じることが大切なのです。
謙虚な心で神を求める
私たちが生きている地球をはじめ、天地万物はこの唯一の神(創造主)によって造られ、その全能の力で支えられているのです。天地万物が何の原因もなく存在しはじめるはずはありません。
天体の動きを見たり、野に咲く美しい花のひとつを観察したり、人間のからだの仕組みを調べるなら、これらを創造された方、神(創造主)の存在を信じることは難しいことではないはずです。人間はどれほど精巧に作られたAIロボットよりも遥かに優れた存在なのです。大自然には神(創造主)が創造された美しく素晴らしいもので満ちています。
人間はだれでも謙虚な心で神(創造主)を求めるなら、必ず神を見出すことができるのです。
神(創造主)は愛なる方です
万物の創造主である天の神は、聖なる方ですから、罪を憎まれますが、同時に愛の神でもあられるので、罪に陥った人間を愛され、罪とその結果である刑罰から救い出そうとしておられる方なのです。
聖書のことば
次の聖書のことばをゆっくり味わいつつお読みください。
「神は、ひとりの人からすべての国の人々を造り出して、地の全面に住まわせ、それぞれに決められた時代と、その住まいの境界とをお定めになりました。
これは、神を求めさせるためであって、もし探り求める〈ことでもある〉なら、神を見いだす〈こともある〉のです。
(「これは、彼(神)を探り求めて見いだせるという望みをもって、神を追い求めるためであったのです。」-詳訳聖書-)
確かに、神は、私たちひとりひとりから遠く離れてはおられません。私たちは、神の中に生き、動き、また存在しているのです。あなたがたのある詩人たちも、『私たちもまたその子孫である。』と言ったとおりです。
そのように私たちは神の子孫ですから、神を、人間の技術や工夫で造った金や銀や石などの像と同じものと考えてはいけません。」
(新約聖書・使徒の働き17:27-29)
神と人間との関係
私たちにとって神(創造主)との関係ほど重大な問題はありません。
神を信じても信じなくても自分にとって大した問題ではないと考える人が多くいますが、それは大変な間違いを犯していることになります。なぜなら、神(創造主)を認めず無視した人生には、それ相当の結果が待っているからです。
人間が神を信じても信じなくても、神は存在されています。そしてその神(創造主)は、聖であり、義である方ですから、罪を徹底的に裁かれるのです。
「からだを殺しても、あとはそれ以上何もできない人間たちを恐れてはいけません。恐れなければならない方を、あなたがたに教えてあげましょう。殺したあとで、ゲヘナに投げ込む権威を持っておられる方を恐れなさい。」(ルカ12:4-5)
凶悪犯罪者や殺人者などは恐るべき存在です。しかし、彼らの及ぼす危害は一時的です。ところが、神(創造主)の刑罰は永遠に続くのです。
「主は、…あなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。」(2ペテロ3:9)
神(創造主)は義である方なので罪を犯した人間を裁かれますが、神(創造主)は義であると同時に愛でもあられます。ですから神(創造主)は滅びゆく人間を救うために、神のひとり子イエス・キリストによる救いの道を用意してくださいました。あなたが神(創造主)がおられることを信じ、自分の罪を認めて悔い改め、神のひとり子イエス・キリストを救い主と信じるなら、この救いを受けることが出来るのです。
初級2 神について
神(創造主)に関する問題が10問あります。上の文章にヒントがありますので、よくお読みになってからスタートしてください。
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